「Yチェア」は、北欧デザインの代表格であり、シンプルかつ洗練されたデザインは、多くの人々に愛されています。しかし、長年使っていると、故障や劣化により処分しなければならなくなることもありますよね。本記事では、「Yチェア」の処分方法について解説します。粗大ごみとして捨てる方法や、他の処分方法についても併せてご紹介します。
目次
Yチェアとは?
Yチェアは、1950年代にデンマークの家具メーカー、カール・ハンセン&サン社によって発表された北欧デザインの代表格的な椅子です。曲線的なフォルムを持ち、座面や背もたれは細長い板を組み合わせたデザインとなっており、曲げ技術や木材の選別にこだわった高いクオリティが特徴的で、北欧デザインが世界中に広まるきっかけとなったことでも知られています。現在では、カール・ハンセン&サン社をはじめとする多くの家具メーカーから、様々な素材やカラーバリエーションがあるYチェアが販売されています。
Yチェアは、シンプルでありながらも存在感があり、様々なインテリアに調和する美しさを持っています。
Yチェアの処分方法4選
北欧インテリアに良く似合うシンプルで美しいデザインのYチェアは老若男女問わず人気のある家具です。Yチェアを処分する方法として以下の4選を紹介します。
- 粗大ごみとして処分する
- 一般ごみとして処分する
- リサイクルショップ、メルカリ、ジモティーを利用する
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの方法について、メリットデメリットを解説していきます。
Yチェアを粗大ごみとして処分する
Yチェアを粗大ごみとして処分する手順とメリットデメリットを解説します。
①予約する
市区町村の粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申し込みます。申し込み時には、品目・個数・サイズ・重量などを伝えます。受付センターから指定された日時と料金を確認します。料金は市区町村によって異なりますが、一般的には500円〜1000円程度です。
②粗大ごみ処理券を購入する
予約時に伝えられた料金分の粗大ごみ処理券をお住いの地域の役所やコンビニで購入します。
③粗大ごみを出す
指定された日時に粗大ごみ処理券を目立つところに貼って、指定された場所に出します。戸建て回収の場合は自宅前、マンションの場合は普段お使いのゴミステーションの場合が多いです。当日のキャンセルはできないので注意しましょう。
Yチェアを粗大ごみとして処分する方法のメリット
粗大ごみとして処分する場合には、自治体の定める手数料を支払うだけで済みます。手数料は地域やサイズによって異なりますが、一般的には500円〜1000円程度なので、より安く処分をしたい方にはおすすめの方法です。
Yチェアを粗大ごみとして処分するデメリット
粗大ごみ回収は、予約した日時までに数週間かかる場合があるので、スケジュールに余裕を持つ必要があります。また、回収料金を支払うには、事前にコンビニや市役所などで処理券を購入する必要があります。
分解の手間なく安く処分はできますが、時間と手間がかかってしまいます。
一般ごみとして処分する
手数料がかからず廃棄できる方法は一般ごみとして出す方法です。Yチェアは木製の椅子なので、サイズが大きいのでそのまま一般ごみとして出すことはできませんが分解すれば一般ごみとして出すことも可能です。その場合は、自治体によって異なりますが、一般的には50cm以下に切断してから出す必要があります。
また、木製の部分以外にも金属やプラスチックなどの部品がある場合は、分別して出す必要があります。処分する際には、事前に自治体のルールを確認しておきましょう。
リサイクルショップやメルカリ・ジモティーを利用する
Yチェアは高価な椅子で、市場価格は約10万円から20万円程度。中古でも5万円から10万円程度で売買されています。そのため、Yチェアを処分する前には、リサイクルショップで買い取りを依頼したり、知り合いに譲ったりする方法を検討してみると良いでしょう。ネットオークションやフリマアプリなどで簡単に出品できますし需要も高いですよ。
状態が良ければ良いほど高値で売れますが、傷や汚れがあっても買い手は見つかります。Yチェアは修復やメンテナンスがしやすい椅子なので、古くても魅力がありますよ。
リサイクルショップを利用するメリット
Yチェアはデザイン性や品質が高く、古くなっても人気があるため、リサイクルショップでは、他の家具よりも高く買い取ってくれることが多いです。もちろん、買い取り価格は状態や需要によって変わりますが、一般的には数万円から十数万円程度の価格帯で買い取ってもらえます。状態が良ければ捨てるよりも現金化できるリサイクルショップの利用をおすすめします。
また、リサイクルショップでは、自宅まで出張買い取りや宅配買い取りに対応している所が多く、運び出す手間がかかりません。その場合、運搬や梱包などの手間は不要なので、簡単に処分ができます。
リサイクルショップを利用するデメリット
リサイクルショップでは、Yチェアの価値を正しく評価してくれない場合があります。リサイクルショップでは状態や需要によって買い取り価格が大きく変わるので、数千円程度しか提示しないところもあるので、何店舗か査定依頼してみるといいでしょう。
メルカリ・ジモティーを利用するメリットデメリット
Yチェアを処分するときにメルカリやジモティーを利用すればリサイクルショップよりも高値で売れる可能性があります。メルカリやジモティーは、スマートフォンやパソコンから簡単に出品できます。写真を撮って商品説明を書くだけで、すぐに販売開始できます。また、取引もアプリ内で完結しますので、手数料や送料などもわかりやすく表示されます。
さらに、メルカリでは発送方法も選べますので、自宅から直接送ることもできます。購入者と直接やりとりできるので、購入者の評価やコメントを見ることもできて、信頼性や満足度を判断することもできます。
メルカリやジモティーを利用するデメリット
メルカリでは-販売手数料が10%かかるので、高額で売れても10%の手数料が引かれます。また、Yチェアは大型で重量もあるので、梱包や発送には時間とコストが必要です。ジモティーは郵送ではなく、直接手渡しで取引します。そのため、相手とのやりとりや待ち合わせが必要です。
不用品回収業者に依頼する
Yチェアはデザイン性の高い椅子で、長く愛用される方も多いと思います。しかし、引っ越しや模様替えなどで処分する必要がある場合は、不用品回収業者に依頼する方法もおすすめです。次に不用品回収業者に依頼してYチェアを処分するメリットデメリットを解説していきます。
不用品回収業者に依頼してYチェアを処分するメリット
Yチェアは重量があるため、自分で運ぶのは大変です。不用品回収業者に依頼すれば、搬出から処分まで一括で行ってくれます。また、市町村の粗大ごみ回収は受付から回収まで時間がかかりますが、不用品回収業者に依頼すれば迅速に引き取ってくれます。
不用品回収業者に依頼してYチェアを処分するデメリット
不用品回収業者に依頼する場合は、相場を知るためにも2〜3社ほど見積もり依頼し信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
この記事では、Yチェアの処分方法について粗大ゴミとして出す方法やリサイクルショップに売る方法、不用品回収業者に依頼する方法などをご紹介しました。Yチェアは金属やプラスチックなどの素材が使われているので、粗大ゴミとして出す場合は費用がかかりますし、一般ごみとして出すには手間がかかります。そのため、まだ使える状態であれば、リサイクショップやフリマアプリなどで買い手を探すことをおすすめします。
そうすれば、処分費用を節約できるだけでなく、現金化できます。処分品が大量にある場合には不用品回収業者に依頼する方法もおすすめです。もちろん、Yチェアはデザインが素晴らしいので、捨てるのではなく、大切に使っていただきたいと思います。
自分に合った方法でYチェアを処分しましょう。