石油ファンヒーターの処分方法で悩まれている人はいませんか?石油を利用しているだけに、「間違えたら危険」と考えるのは当然です。しかし不要になった石油ファンヒーターを処分しないわけにはいきません。
そこで今回は、「石油ファンヒーターの処分方法」を解説します。注意点と合わせて参考にしてください。
目次
石油ファンヒーターを処分する際の注意点
石油ファンヒーターを処分する際の注意点は、石油を空にしておくことです。不用品回収業者に依頼をすれば、会社によって異なりますが空でなくとも回収してくれるかもしれません。しかし万が一もあります。空にしておく方が安心なので、処分が決まった石油ファンヒーターは空にしておくべきです。
石油ファンヒーターの中身を空にする主な方法を紹介します。
空にする主な方法
- 使い切る
- ガソリンスタンドで回収してもらう
- 石油を購入した店で回収してもらう
一番おすすめなのが「使い切る」方法です。しかし故障で処分をする場合は行えません。故障の場合はガソリンスタンドや石油の購入店に依頼をしましょう。
使い切る方法を詳しく解説します。
- 石油ファンヒーターが消えるまで使い切る
- タンクや差込口を「新聞紙」や「布」でキレイに拭き取る
- 新聞紙や布は燃えるごみで処分する
無駄にするのはもったいないので、洗濯物を乾かすなどで利用をして使い切りましょう。石油ファンヒーターが止まり、熱が冷めたら新聞紙や布でキレイに拭き取ります。拭き取りの際に利用した新聞紙や布は自治体のルールを確認してから処分をしましょう。一般的な処分方法は可燃ごみです。しかし禁止をしている自治体もあるので確認してください。
最後に電池を抜いておけば完了です。輸送時の万が一を考え、中身は空にするよう注意をしてください。
石油ファンヒーターを処分する方法
石油ファンヒーターの中身が空に出来たら、処分を開始しましょう。主な処分方法を解説します。
粗大ごみとして処分をする
粗大ごみとして処分するのが一般的です。処分方法は自治体によって異なりますが、主な流れを紹介します。
- 石油ファンヒーターを空にする
- 自治体に電話かインターネットを利用して回収を予約する
- 処理券を購入し石油ファンヒーターに貼り付ける
- 回収日の朝、指定された場所に石油ファンヒーターを置いておく
電子決済を導入する自治体も増えてきました。上記の流れは一般例です。自治体のやり方に従って申し込みを行いましょう。最近はラインで申し込める自治体もあります。手数料は「400円~1,000円」程度です。
手数料を安くしたいのならば「持ち込み」を検討しましょう。自治体が指定する処分センターに直接持ち込みます。ただし自動車で持ち込むなど、指定された内容もあるので注意が必要です。持ち込む手間がかかるので、費用は回収よりも安くなります。
処分するのが石油ファンヒーター1台ならば、粗大ごみがおすすめです。自治体のルールに沿って処分をしましょう。
ネットを通じて売却する
まだ使用のできる石油ファンヒーターは、ネットを通じて売却をしましょう。
ネット
- ネットオークション
- フリマアプリ
- ジモティー
処分ではなく売却をするので、収入が入ります。買い手が付きそうにない場合はジモティーで無料引渡しに挑戦するのもおすすめです。粗大ごみの手数料代金が浮きます。
ただし、ネットを通じて売却する場合は、郵送方法に注意をしなければいけません。
郵送方法
- 郵便局:使用済みの石油ファンヒーターは禁止
- クロネコヤマト:使用済みであっても石油が空ならばOK
- 佐川急便:使用済みであっても石油が空ならばOK
郵便局では、一度でも使用をした石油ファンヒーターは受け付けてもらえません。受け付けているのは新品のみです。また、クロネコヤマトや佐川急便は引き受けてくれますが、航空搭載ができません。遠くに発送する場合は日数がかかるので、出品する際に注意をしてください。
早く売れるよう、石油ファンヒーターを掃除するといった手間はかかりますが、売却できれば収入です。処分に対する手数料がかからないので、故障していない石油ファンヒーターの場合は検討をしましょう。
リサイクルショップへ売る
「ネットは出品の手間やトラブル対応が面倒」と思われる人にはリサイクルショップがおすすめです。石油ファンヒーターの中身を空にしたあと、キレイにして持ち込むだけで完了します。手数料ではなく、収入が得られる方法です。ただし次の点に注意をしましょう。
ココに注意
- 売却できず持ち帰るケースもある
- シーズンによって買取り価格に差がでる
- ネットで売却するよりも利益は薄くなる可能性が高い
リサイクルショップはシーズンによって買取り価格に差が出ます。石油ファンヒーターに高値が付きやすいのは9月~11月ごろです。寒くなり始める前に処分をする人は、リサイクルショップを検討しましょう。
家電量販店で処分する
石油ファンヒーターの引き取りは、一部の家電量販店でも行われています。買い替える際は、引渡しを依頼しましょう。
手数料は2,000円程度です。引き取りだけを依頼すると、手数料の他に別途出張料が請求されるかもしれません。粗大ごみとして自治体に依頼をする方が安く済むので、買い替え時以外は、別の方法をおすすめします。
不用品回収業者や廃品回収に依頼する
とにかくすぐに、手間なく処分をしたいと考えている人には不用品回収業者がおすすめです。不用品回収業者の場合、早ければ即日に対応をしてくれます。「不要」と判断したその日のうちに回収できるかもしれません。他にも処分したものが大量にある場合は、不用品回収業者の依頼がおすすめです。
ただし、次の点に注意をしましょう。
ココに注意
- 粗大ごみによる処分方法よりも手数料が高額になる可能性が高い
- 悪徳な業者もある
不用品回収業者の強みは大量のごみの回収です。石油ファンヒーターだけだと高額になるかもしれません。3社程度から相見積もりを取って、一番安い不用品回収業者に依頼をしましょう。
不用品回収業者の中には、「石油が入っていてもOK」と宣伝する場合もあります。石油を空にする時間の余裕がない人にはおすすめです。
ただし、「無料」で回収している不用品回収や廃品回収には注意をしましょう。トラックに乗せたあと、高額な請求をしてくる業者もあります。「石油が入っているから3万円かかります」と、乗せた後に言われることもあるようです。何かしらの理由を付けて請求をしてくるので、安易に依頼をしてはいけません。
石油ファンヒーターの処分まとめ
石油ファンヒーターの処分について解説をしました。最後にまとめます。
ココがポイント
- 石油ファンヒーターは処分をする前に石油を空にしておく
- 石油ファンヒーターだけならば粗大ごみ処分がお手頃
- ネット売却もできるが輸送方法に注意
- 石油ファンヒーター以外にもごみが大量にあるなら不用品回収がおすすめ
故障した石油ファンヒーターの使用は事故の元です。故障しているとわかったらすぐに処分をしましょう。小さい子どもが誤った扱いをしたら取り返しのつかない状況になるかもしれません。
不要になった石油ファンヒーターを保管するのは危険です。手っ取り早く処分したい場合は、自治体が指定するセンターに持ち込むか、不用品回収業者に依頼をしましょう。