断捨離や引越し・遺品整理などで金庫を処分したい場合どのような方法があるのでしょうか。金庫は重くて大きくて、自分で運ぶのは大変です。そこでこの記事では金庫の処分方法6選をご紹介します。どのサービスを選ぶべきか、気をつけるべきことは何かなど、メリットデメリットとあわせて金庫を処分する際に知っておきたい情報をご紹介します。
目次
金庫は粗大ごみには出せない
ココに注意
- 処分できない素材のため
- 分解が困難なため
金庫が耐火性能を持たせるために合金やコンクリートと言った粗大ゴミで処分できない素材を含むためです。金庫は用途の性質上、非常に頑丈な作りになっており、強い衝撃を受けたり炎に包まれても破壊されにくいため、素人作業で分解することは現実的ではありません。しかし自治体によっては大きさや素材によっては、粗大ごみと捨て処分できる地域もあるので先ずは自治体のホームページで確認するようにしましょう。
こんな金庫は処分が難しい
ココに注意
- 鍵が開かない
- 中身が入っている可能性がある
金庫を処分する場合、鍵が開いて中身が空である必要があります。もし鍵が開かない場合には鍵屋さんなど専門業者に依頼する必要があります。
金庫の処分方法6選
不要になった金庫は自治体の粗大ゴミとして処分することはできませんが、以下の方法があります。
- 金庫を購入したお店に引き取ってもらう
- 不用品回収業者に引き取りを依頼する
- 金庫専門業者に処分を依頼する
- 状態の良い金庫はフリマアプリに出品
- ジモティーに出品する
- リサイクルショップに売却する
金庫の重さや大きさによって料金が変わる場合があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
金庫を購入したお店に引き取ってもらう
購入したお店によって異なりますが、まずは購入したお店に問い合わせてみることをおすすめします。ホームセンターでは、サービスカウンターまで持ち込むことで引き取りを依頼することができます。引取処分費用は有料の店舗もありますので事前に確認することをおすすめします。
・メリット
新しい金庫を購入するついでに古い金庫が処分できる
無料で処分できる場合もある
・デメリット
店舗まで持ち込む必要がある
処分費用は有料の場合もある
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に金庫を引き取ってもらう方法があります。不用品回収業者の場合、重い金庫の運び出しを行ってもらえ回収日時も融通が効くため簡単に処分することができます。しかし費用が5000円から15000円程度かかります。不用品回収業者に処分してもらう場合は、金庫単品よりも他にも大量に処分品がある場合にはおすすめです。大量の処分品がある場合、一般ごみで処分しようとすると分別に手間がかかりますし、粗大ごみの場合は、時間もかかります。不用品回収業者の場合は、分別は業者が行ってくれますし、トラック乗せ放題などのパック料金が設定されているので一度に多くの処分品がある場合、一気に回収してもらえるので便利です。
不用品回収業者はインターネットや地元のタウン誌などで簡単に探すことができます。また、交通費を考慮すると地域の業者の方が比較的安く利用することができます。問い合わせやラインやメールで24時間対応してもらえますのでスピーディーに依頼することが可能です。しかし、中には悪徳業者も存在するので2〜3社から見積もりを取ってから業者を選ぶようにしましょう。
・メリット
運び出す必要がない
問い合わせから見積もり・回収までスピーディーに対応してもらえる
一度に多くの処分品を回収してもらえる
・デメリット
お金がかかる
2~3社ほど見積もりを取る必要がある
金庫専門業者に処分を依頼する
金庫専門店であれば専門店ならではのサービスを受けることができます。金庫専門業者であれば、鍵の開かない金庫も開錠し処分可能です。金庫のみ処分する場合や、開かない金庫・大きく重量のある金庫などの場合は金庫専門業者を利用するといいでしょう。金庫の種類や設置場所によって料金が異なるので、まずは見積もりを取るようにしましょう。
・メリット
鍵が開かない金庫の開錠・処分が可能
・デメリット
お金がかかる
状態の良い金庫はフリマアプリに出品
状態の良い金庫や有名メーカーの金庫はフリマアプリに出品することもできます。フリマアプリに出品し売却できればお小遣い稼ぎにもなります。しかし、金庫は重たく大きさもあるため、梱包・発送には手間がかかります。また、フリマアプリに出品する際には写真や説明が必要ですし、購入希望者が現れた際にはメッセージのやり取りも必要です。購入希望者が現れるまでは保管しておかなければなりません。
以上のことから比較的スケジュールに余裕のある人にはおすすめの方法といえます。
・メリット
お小遣い稼ぎになる
無料で処分ができる
・デメリット
大型の場合、梱包・発送に手間がかかる
売却できるとは限らない
売却できるまで保管が必要
ジモティーに出品する
ジモティーを利用していらなくなった金庫を処分する必要があります。フリマアプリと同じように、出品時には写真や商品の説明・希望者とのメッセージのやり取りの必要がありますがジモティーであれば希望者が自宅まで引き取りに来てもらえるので、運び出す必要がありません。
・メリット
希望者が自宅まで引き取りにきてくれる
無料で処分ができる
・デメリット
希望者が現れるまで保管が必要
売却ではなく譲るので、フリマアプリと違ってお小遣い稼ぎにはならない
リサイクルショップに売却する
有名メーカーや購入してから経過年数があまり経っていない金庫であればリサイクルショップにて売却も可能です。リサイクルショップを利用する場合は、状態の良いもの・経過年数10年以内のもの・有名メーカーのものである必要があります。出張買取に対応している店舗もあるので、気になる人は査定に出してみるといいでしょう。
買取可能な有名メーカーの一例
EIKO(エーコー)
Sentry(セントリー)
Diamondsafe(ダイヤセーフ)
オカムラ
・メリット
有名メーカー物なら売却できる
持ち込むことですぐ処分ができる
・デメリット
状態によっては売却できない
思ったより大した金額にならない
金庫の寿命は20年
金庫には耐火年数があることをご存じでしょうか。実は金庫は、日本セーフ・ファニチュア協同連合会によって製造から20年と定められています。見た目では劣化が分からない金庫ですが、金庫の特別な素材が中身を火災等の災害から確実に守ってくれると保証できるのは、製造から20年です。耐火年数は金庫本体に貼られているのでお使いの金庫がいつまで使用できるかすぐ確認ができます。20年以上経過している場合には、買い替えを検討しましょう。
まとめ
新しい金庫を購入するなら古い金庫を引き取ってくれるか販売店に確認してみましょう。無料で引き取ってもらえる可能性があります。処分を考えるのであれば、不用品回収業者に依頼する方法・金庫専門業者に依頼する方法・フリマサイトやジモティー・リサイクルショップを利用する方法があります。
状態が良く、有名メーカーのもの・経過年数が10年以内のものであればフリマサイトやジモティー・リサイクルショップを利用するといいでしょう。フリマサイトを利用する前に一度、リサイクルショップにて査定してもらうとだいたいの相場観が分かるので買い手が見つかりやすいですよ。手間をかけずに早めに売却したい場合はリサイクルショップを選択するといいでしょう。
金庫が開かないなどのトラブルがある場合や金庫だけの処分であれば金庫専門店に依頼しましょう。不用品回収業者であれば一度に大量の処分品を分別する必要なく回収してもらえますので、引越しや遺品整理・断捨離の時に便利ですよ。いらなくなった金庫は自分に合った方法で正しく処分しましょう。