便利な電子レンジも寿命がきたら処分しなければなりません。
しかし、使い終わった電子レンジの処分に頭を悩ませている方も多いことでしょう。
一般ゴミとして出せるのか、それとも特別な手続きが必要なのか、疑問は尽きません。
この記事では電子レンジの適切な処分方法について、手軽で環境に配慮した5つの方法や適切な手順、注意点を紹介します。
処分方法をしっかりと把握して、正しい処分を心掛けましょう。
目次
電子レンジは何ゴミなのか
電子レンジは一般的に「粗大ゴミ」に分類されますが、地域やサイズによっては「不燃ゴミ」として取り扱う場合もあります。
特に小型の電子レンジの場合は不燃ゴミとしての処分が可能な地域も存在します。
また、オーブンレンジも同様に粗大ゴミとして処分可能です。
それぞれの自治体のホームページには、ゴミの種類に応じた正確な処分方法が記載されています。
自分の住んでいる地域の自治体のホームページを確認しましょう。
電子レンジの処分方法5選
以下では電子レンジの正しい処分方法を5つ紹介します。
- 自治体の粗大ゴミとして捨てる
- 自治体の不燃ゴミとして捨てる
- 家電量販店に処分を依頼する
- フリーマーケットサイトやネットオークションを利用
- 不用品回収業者に依頼する
電子レンジの処分方法をそれぞれ順に紹介していきます。
自治体の粗大ゴミとして捨てる
電子レンジの状態が著しく悪い場合は、自治体のルールに従って処理する方法が適切です。
まずは一般的な粗大ゴミとして捨てる方法をご紹介します。
一つ目は戸別回収についてです。
自治体によって異なる場合がありますが、電子レンジを戸別回収に出すためにはあらかじめ指定された日程や方法に従う必要があります。
また、粗大ゴミを戸別回収する場合は、自治体によって予約が必要だったり粗大ゴミ処理券を購入したりとルールがあるため、必ず自治体のホームページを確認しましょう。
指定の日に電子レンジを出せば専用の回収車両が回収に来てくれます。
もう一つの方法はゴミ処理センターへの持ち込みです。
自治体のゴミ処理施設やリサイクルセンターなどで受け付けています。
戸別回収と同じく予約が必要な場合があるため事前にホームページを確認しておきましょう。
自治体の不燃ゴミとして捨てる
自治体が指定しているゴミ袋に電子レンジを入れ、指定されている場所に出しましょう。
また、分からない点や疑問がある場合には、専門のスタッフが丁寧に案内してくれるので自治体の窓口や電話相談センターに問い合わせてみましょう。
家電量販店に処分を依頼する
家電量販店を利用するのも電子レンジの処分方法の一つです。
特定の家電量販店では電子レンジの引取サービスを提供しています。
これは新たに製品を購入する際、古い電子レンジを店舗が引き取ってくれるということです。
メリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 引取サービスは一部の家電量販店で無料で提供されているため経済的な負担が少ない
- 地元の家電量販店への電子レンジの持ち込みが比較的容易なため便利で時間節約になる
デメリット
- 引き取りが可能か否かを調べるための手間がかかる
- 実際に電子レンジを持ち込む労力が必要
家電量販店に処分を依頼する際は、引き取りの条件や対象製品に制約があるか事前に家電量販店のルールや要件を確認しましょう。
フリーマーケットサイトやネットオークションを利用
電子レンジの処分方法の中でまだ機能している電子レンジがある場合、ネットオークションやフリーマーケットサイトでの出品がおすすめです。
メリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- ゴミを増やさず環境に優しい
- 自分で値段設定ができるため、場合によっては高値で売れる
デメリット
- 出品や取引の手続き、バイヤーとのコミュニケーションに時間と労力が必要
- パソコン操作やオークションサイトの利用方法に関する知識が求められる
- 出品から売却までの工程があるため、処分まで時間がかかる
手間はかかりますが、利益を得るだけでなく環境保護にも貢献できます。
ネットオークションでの電子レンジの処分は、古いものを新たな価値ある資源へと再生するスマートな選択といえるでしょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者への依頼も選択肢の一つです。
特に、家庭内に処分したい物が多い場合や自分で運び出すのが困難な場合には有効な方法となるでしょう。
メリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 自宅から直接回収してくれるため処分にかかる手間が軽減される
- 一度に多くの不用品を処分する必要がある場合でも対応が可能
デメリット
- 回収業者への依頼は比較的に費用がかかる
- 信頼性や料金、サービス品質などを考慮し、適切な業者を見つけるのが難しい不用品回収
業者を選ぶポイントは料金やサービス内容、業者の評判などです。
トラブルを避けるためにも重要なので確認は絶対に怠らないようにしましょう。
そのほかの注意点
そのほかの注意点は以下の通りです。
ココに注意
- 電子レンジの分解について
- 小型家電リサイクル法について
それぞれ確認していきましょう。
電子レンジの分解について
自治体によっては電子レンジを不燃ゴミ指定のゴミ袋に入るサイズに分解すれば、不燃ゴミとして出せます。
この方法ならば費用を安く抑えられますがその危険性からあまり推奨はされません。
特にコンデンサ周辺は電気が残っている可能性があるため、安全対策をしっかりと行うことが大切です。
小型家電リサイクル法について
「家電リサイクル法」と「小型家電リサイクル法」は似て非なる法律であり、混同しやすいので気を付けましょう。
電子レンジの処分には「小型家電リサイクル法」が適用されます。
この「小型家電リサイクル法」は使用済みの家電製品から鉄やアルミ、金、銀などの有用な金属を再利用するための法律です。
通常、自治体は不燃ゴミや粗大ゴミの回収後、これらの金属を取り除きますが特別に小型家電専用のボックスや窓口を設けて回収する自治体も存在します。
この法律は主に回収された小型家電の再資源化の手続きを規定しており、直接的に消費者に影響しません。
要するに「小型家電リサイクル法」は、以前はリサイクルせず埋立て処分されていた家電製品を有効にリサイクルするのを目的とした法律です。
その運用は市区町村が主導しており国民が直接関与するものではありません。
したがって、電子レンジの処分に当たってはこの法律を深く気にする必要はありません。
まとめ
本記事では、電子レンジの処分方法について詳しく解説しました。
以下にその要点をまとめます。
ココがポイント
- 電子レンジの処分方法は自治体のルールによって異なるため、詳細は自身が住む自治体のゴミ処理ルールを確認する
- 電子レンジがまだ動作する状態の場合はリサイクルショップやネットオークション、フリマサイトなどで売る
- 家電量販店や不用品回収業者に引き取ってもらう場合は、料金や業者の信頼性を考慮する
便利な電子レンジも寿命がきたら適切に処分しなければいけません。
それぞれの処分方法の特徴や注意点を理解し、環境に配慮した上で最適な方法を選びましょう。