「夢をかなえるゾウ」でお馴染みのインド、ヒンドゥー教の神様ガネーシャ。ガネーシャの置物は、商売繁盛の幸福などをもたらす開運グッズなど高い人気を誇ります。
中には、縁起物として友人から譲り受けたり、購入された方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、持ち主が亡くなったり、引っ越しや独立などのライフスタイルが変わったりなどで、ガネーシャをどのように処分すべきかわからず、お悩みの方もいるかと思います。
また、ガネーシャでも仏像の場合は、供養が必要なのかも頭を抱えてしまうところでしょう。そこで、この記事ではガネーシャの置物の具体的な処分方法を6つご紹介いたします。
さらに、仏像の場合は供養は必要なのか、個人の状況に合わせた有効な処分方法まで紹介しますので、どうぞ最後まで本記事をお読みください。
目次
仏像のガネーシャを処分するには供養(魂抜き)が必要!
仏像のガネーシャを処分する場合、一般的には「お性根抜き」または「閉眼供養」と呼ばれる供養(魂抜き)が必要になります。魂抜きは、寺院に依頼をすることで可能ですので、依頼予定のお寺が魂抜き行っているか一度聞いてみましょう。
ご自身がお持ちであるガネーシャが、置物なのか仏像なのかわからない場合も含めて、相談してみると良いでしょう。おおよそではありますが、供養にかかる費用は3万円〜10万円程度かかります。
また、魂抜きが終わった後のガネーシャであれば、一般ごみや粗大ごみでの処分、その他さまざまな方法での処分が可能です。
ガネーシャは粗大ごみで処分できる?
ガネーシャは置物、仏像も同様に粗大ごみでの処分が可能です。仏像の場合は前項でもお伝えしましたが、「お性根抜き」「閉眼供養」といった魂抜きを終えているものに限ります。
一般的に各自治体では、一辺の長さが30cmを超えるものは粗大ごみで処分をします。多くの自治体では、1ヶ月ほど前から事前予約が必要なケースが多いので、あらかじめ確認しておきましょう。
粗大ごみでの処分は以下の流れで行います。
- ネットまたは電話で自治体の粗大ごみ収集受付に戸別回収の予約をする。
- ネットまたは電話で発行された受付番号をメモする
- 指定された金額分の処分券をコンビニやスーパー郵便局などで購入する。
- 受付番号と氏名を処分券に記載し、ガネーシャに貼り付けて回収日に収集場所に出す。
ガネーシャ置物の処分方法はこれ!
ガネーシャの処分方法は以下の6通りがあります。
- 家庭ごみで処分する
- 焚き上げで処分する
- リサイクルショップなどで売る
- フリマアプリやオークションで売る
- 知人や友人に譲る
- 不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう
ガネーシャには、インテリアとしての置物と仏像のものがあります。お土産やインテリアの置物を処分する場合は、供養は不要ですが、仏像を処分する場合は、「お性根抜き」「閉眼供養」が完了した前提での内容となっています。
供養方法がご不明であれば、前項の「ガネーシャを処分するには供養が必要!」をチェックしましょう。
家庭ごみで処分する
ガネーシャの置物・仏像は、自治体の家庭ごみでの処分が可能です。家庭ごみの回収日に収集場所に出すだけで良いので、手軽に処分ができます。木製のものは燃えるごみ、金属のものは不燃ごみで分別して処分するようにしましょう。
費用はごみ袋代のみなので、安く抑えたい方にはオススメの方法です。
お焚き上げで処分する
ガネーシャの仏像は、お寺にお焚き上げでの処分も可能です。ただし、檀家(お布施や会費を払い経済的援助をしているお寺)でなければ、行なってくれないこともあるため、お焚き上げが可能かどうか確認を取りましょう。
リサイクルショップなどの買取業者に引き取ってもらう
ガネーシャ置物や仏像などはリサイクルショップや専門の買取業者などで買い取ってもらえることがあります。買取の専門業者に査定依頼をすれば、プロの鑑定士がしっかりと査定してくれるので、間違いはないでしょう。
高く売るコツとしては、複数の業者にメールやLINEなどで事前査定を行うと、効率よく買取業者を選べます。
一方、リサイクルショップの場合は、鑑定士がいないため買取金額が安くなる傾向にありますが、自分の都合に合わせて処分ができるメリットがあります。
フリマアプリやオークションで売る
海外土産のガネーシャ置物や仏像は、フリマアプリやオークションで高く買取ってくれるケースがあります。普段からフリマアプリやオークションで使い慣れてる方などに有効です。
天然石が使用されているものは、3,000円〜5,000円程度の相場で比較的高値で取引されています。中には、海外で作られたガネーシャの置物で未使用ではありますが、40,000円程度で取引されているケースもあります。
お持ちのガネーシャの置物が価値のあるものであれば、数万円の買取りも夢ではないでしょう。
知人や友人に譲る
ガネーシャの置物・仏像を知人や友人が欲しがっている場合、譲って処分するのも有効な方法です。前提として仏像の場合は、魂抜きが必要なので終わらせてから譲るようにしましょう。
ガネーシャは商売繁盛などの利益をもたらす神様であるため、譲り受けた相手も嬉しいでしょう。譲った側も快く譲れるので、両者にとってメリットのある方法です。
不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう
ガネーシャの置物・仏像以外にも処分を検討されているものが沢山あれば、不用品回収業者に依頼して引き取ってもらうのも有効な手段です。費用は他の処分方法と比較して高くなる傾向にありますが、即日で対応して貰える点や、不要なものをまとめて引き取ってもらえるので、処分に時間や手間を取られずに済みます。
引っ越しや遺品の整理など、不用品を大量に処分する場面で大いに役立つでしょう。ただし、業者に引き取ってもらう場合でも、仏像の魂抜きは必要であるため、必ず魂抜きが終わった後に依頼をしましょう。
まとめ
この記事では、ガネーシャ置物の処分方法を6通りご紹介しました。ガネーシャの置物の中には、仏像のものが存在します。お持ちのガネーシャ置物が仏像の場合は、処分する前に必ず魂抜きを行いましょう。
お持ちのガネーシャ置物が仏像かどうかわからない場合は、魂抜きを行なっている寺院に相談してみると良いでしょう。
処分方法は個々の状況によって、有効な方法は異なります。それぞれの特徴を踏まえて、最適な処分方法を選んでいきましょう。