敷布団は寝具の中でも大きくて重いものです。使い古した敷布団を処分するとき、どうすればいいのでしょうか?敷布団は粗大ゴミになるのか、それともリサイクルできるのか、自治体によって違います。
この記事では、敷布団の処分方法について、一般的なルールと注意点を解説します。
目次
敷布団の処分方法
敷布団を処分する方法はいくつかあります。自治体によって異なるため、まずは自分が住んでいる自治体のルールを確認することが大切です。
敷布団を処分する際には、以下の方法があります。
- 燃えるゴミとして出す
- 粗大ゴミとして出す
- リサイクルショップに売却する
- 布団販売店に引き取ってもらう
- 不用品回収業者に回収してもらう
燃えるゴミとして出す
敷布団を燃えるゴミに出すことができるかどうかは自治体によって異なります。燃えるゴミとして出す場合は、規定の大きさに収まるように切断するか、ひもでしばる必要があります。可燃ごみとして出す場合も、自治体のルールに従ってまとめられているか確認する必要があります。東京都などの自治体では、ゴミ袋に入れても切っても布団は粗大ゴミとして扱われることが多いです。
布団カバーやシーツは古布として収集してもらえることがあります。
粗大ゴミとして出す
粗大ゴミとして出す場合は自治体によって異なりますが、粗大ごみとして出す場合の手数料は、200円から400円程度の場合が多いようです。粗大ごみ受付センターに電話やインターネットで予約をして回収日を決めます。指定された手数料分の粗大ごみシールをお住いの地域のコンビニや郵便局、役所で購入し、敷布団の目立つ位置に貼ります。
そのあと、収集日の朝8時までに家の前など、指定した場所に出すだけで布団が捨てられます。
リサイクルショップに売却する
中古の布団でも「使用感が少なくきれいな状態のもの」や「有名メーカーの製品」であれば、リサイクルショップで買い取ってもらえる場合もあります。処分費用を払うことなく、思わぬ現金収入にもなりますよ。ただし、買取可能な敷布団の種類や買取価格はリサイクルショップによって異なります。また、布団の状態によっては引き取りができない場合があります。
例えば、敷布団が汚れていたり臭いがある場合や、カビやダニが発生している場合などは引き取りができないことがあります。敷布団を買取してもらう際には、次の点に注意することが大切です。
敷布団をきれいな状態にする
敷布団に汚れや臭いがついていると、買取価格が下がる可能性があります。敷布団をクリーニングするか、洗濯できる場合は洗濯してから買取査定に出すことをおすすめします。
買取可能な敷布団の種類を確認する
リサイクルショップによって買取可能な敷布団の種類は異なります。事前にリサイクルショップのホームページや問い合わせ窓口で確認することをおすすめします。
買取価格を比較する
複数のリサイクルショップで買取価格を比較することで、より高い価格で敷布団を買い取ってもらうことができます。
敷布団をリサイクルショップで買い取ってもらうことで、不要な敷布団を処分することができます。ただし、買取価格が低い場合や買取不可となる場合もあるため、事前に確認することが大切です。
敷布団の買い取りに対応している業者の一例です。
・高く売れるドットコム
複数の専門買取サイトを保有しているため、他ジャンルの商品をまとめて売りに出しても適正価格で買取可能です。
・買取屋さんグループ
家具はもちろん、家電や楽器、オーディオなど幅広い商品を取り扱っている買取業者です。
・買取王子
60種類以上の商品の買取を行っている宅配買取専門の総合買取サービスです。
オークションサイトやフリマアプリを利用する
敷布団をリユース業者に売却する場合は、オークションサイトやフリマアプリを利用することができます。ただし、シミや傷、使用した期間などを正直に記載する必要があります。購入者が現れるまで保管が必要なので部屋のスペースを占領してしまいます。
また、送料を含めた金額で売れないと赤字になってしまうため注意して販売価格を設定する必要があります。
布団販売店に引き取ってもらう
布団販売店が敷布団を引き取ってくれる条件は、店舗によって異なります。布団販売店が提供している敷布団引き取りサービスについてご紹介します。
・西川ストア
1回の注文金額が税込み55,000円以上お買い上げいただいた場合に限り、新しく購入した際に送られる段ボールに入れ、返送をお願いすることができます。
・須崎ふとん店
3万円以上のお買い上げの方限定で、敷布団の引き取りサービスがあります。引き取り方法には、購入時に運送業者さんに予め用意しておいた不要ふとんを渡す方法と、新しい布団が入っていた梱包袋に古くなった布団を詰めて、運送業者に後日また来てもらう方法があります。費用は2枚まで1,000円、3枚からは1枚500円の処分費用がかかります。
・眠り姫
専用の梱包袋に不要な布団を詰め発送することで、不要な布団引き取りサービスを利用することができます。サイズは「縦・横・高さの合計で160cmまで」となっています。サイズ内に収まれば毛布などを入れることもできます。
以上のように、布団販売店によっては、敷布団引き取りサービスを提供している場合があります。引き取り条件や費用などは店舗によって異なるため、事前に確認することが必要です。
不用品回収業者に回収してもらう
敷布団の処分方法には、自治体の粗大ごみ回収や不用品回収業者に依頼する方法があります。不用品回収業者に依頼する場合のメリットとしては、持ち運びや発送の手間をかけることなく、待っているだけで回収してもらえ、単品から多くの不用品回収に対応しています。状態や製品によっては買取も可能なので、買い取ってもらえれば処分費用を浮かせることもできますよ。リサイクルリユースなどエコにも繋がり、自治体で回収不可能なものも回収してもらえます。
不用品回収業者に依頼するデメリットとしては、処分手数料が粗大ごみ回収と比べると高いことです。おおむね3,000円〜5,000円程度で、他にも処分品がある場合はトラック詰め放題パックが設定されており、費用は処分品の量によってトラックの種類が決まります。軽トラックの場合8,000円〜1.5万円、2tトラックの場合2.5万円〜3.9万円が相場料金となります。回収料金は業者ごとにさまざまなので事前に見積もりをして確認しておくと安心です。
以上が、敷布団の不用品回収業者に依頼するメリットとデメリットです。不用品回収業者を利用する際には、優良な業者を選び、事前に見積もりを取っておくことが大切です。また、自治体で回収不可能なものや、大量の不用品を処分する場合には不用品回収業者に依頼することがおすすめです。
まとめ
敷布団を燃えるゴミとして出す方法や粗大ゴミとして出す方法、リサイクルショップに売却する方法や布団販売店に引き取ってもらう方法、不用品回収業者に回収してもらう方法など、さまざまな敷布団の処分方法を紹介しました。敷布団は大きくて重くて邪魔になりがちですが、自分の状況に合った処分方法を選ぶことで、スムーズに処理することができます。
敷布団の寿命は約10年と言われていますが、汚れやダニなどの衛生面も考慮して、定期的に新しいものに買い替えることをおすすめします。
敷布団の処分方法を知っておくと、いざというときに慌てずに済みますし、快適な睡眠環境を保つことができます。自分に合った方法で正しく処分しましょう。