電動ノコギリとは電池で自動的に刃を動かすことで、少ない力で、ものを切断することができる機械です。庭木のお手入れや家具の解体、DIYなどで家庭でも使用されます。比較的大きくパワフルなものから充電式の小型電動ノコギリまであり、種類によっては初心者でも使いやすくなっています。家庭で使用するために持っている方も多いかもしれませんね。
そんな電動ノコギリにも寿命があります。ノコギリ刃がすり減ったり、パワーが弱まったりした場合は買い替えが必要です。そのまま使用していると作業効率が悪くなるうえに、刃が折れることや、バッテリーが壊れてしまうことがあるので注意しましょう。ケガにつながる恐れもあります。
いざ電動ノコギリを捨てようとなったとき、何ごみに分類されるのでしょうか。大きいから粗大ごみでしょうか。今回は電動ノコギリの捨て方について解説します。
目次
電動ノコギリは何ごみ?
電動ノコギリのごみの分類は自治体によって異なり、粗大ごみ、危険ごみ、不燃ごみなど違いがありますので、各自治体のホームページをチェックしましょう。電動ノコギリの刃はとても危険なので、捨て方を間違えないように注意してください。
また、付属のバッテリーや充電池は廃棄物処理法が適用されています。そのままごみに出すことはやめましょう。
電動ノコギリの捨て方について解説!
早速、電動ノコギリの捨て方を解説していきます。大きく分けて、3つの方法がありますので自治体のルールやご自身に合った方法で捨ててください。
ごみとして自治体に出す
前述した通り、電動ノコギリのごみの分類は自治体によって異なります。ホームページで必ずチェックしてください。
まずは、粗大ごみとして捨てる場合の手順を紹介します。
- 自治体のホームページにアクセスし、電動ノコギリのごみの分類を確認します。粗大ごみの場合は、電話またはインターネットで「粗大ごみ受付センター」に申し込みをします。すぐに引き取りが出来ない場合もあるため、日数には余裕を持ちましょう。
- 自治体が発行する「ごみ処理券」を取り扱いのあるコンビニやスーパーで購入します。取り扱い店舗は自治体のホームページで確認してください。
- 申し込みをした日に収集してもらうか、指定収集場所に自分で持ち込みます。
- 刃物は非常に危険なため、他の人が刃に触れてケガをすることがないように新聞紙などの紙類で包みましょう。また、「危険」と分かるような張り紙をしましょう。
次に、危険ごみとして捨てる場合の手順を紹介します。
- 自治体のホームページにアクセスし、電動ノコギリのごみの分類を確認します。危険ごみの場合は、その収集日時をチェックしましょう。
- 収集日時に指定場所に出します。出し方が細かに決められている場合が多いので、自治体ホームページをチェックして忠実に従いましょう。
- 他の人が刃に触れてケガをすることがないように新聞紙などの紙類で包みましょう。
また、「危険」と分かるような張り紙をしましょう。
各自治体にごみとして捨てる場合の注意点を紹介します。
ココに注意
- バッテリーや充電池は廃棄物処理法が適用されており、バッテリー販売業者に処分の義務があります。必ず、購入した店舗や電動工具の専門業者に持ち込むか、家電量販店・スーパーマーケット・ホームセンターなどのリサイクルボックスに入れるようにしましょう。
- 捨てる費用が安い分、持ち込みや刃の梱包などの手間がかかります。ケガがないように注意しましょう。
- 他の人に危害を与えないよう、捨て方に配慮しましょう。
不用品回収業者に引き取ってもらう
刃の梱包や本体とバッテリーをそれぞれ違う場所に持ちこむのが面倒という方は不用品回収業者に引き取りを依頼すると手っ取り早いです。電動ノコギリをその場で引き取ってくれます。費用は高くなりますが手間がほとんどかからず、安全に捨てられるという点ではおすすめです。
不用品回収業者に引き取りを依頼する場合の手順を紹介します。
- 不用品回収業者に電話やインターネットで問い合わせをします。
- 電動ノコギリの回収を依頼します。ここで見積もりや日時の相談をします。
- 決めた日時に引き取ってもらいます。
- 最後に支払いをしましょう。
また、不用品回収業者はどのようなものでも引き取りを依頼できるので、電動ノコギリ以外にも普通のごみで捨てられないものがあれば同時に引き取りを依頼することができます。大掃除や引っ越しでごみがたくさん出た、という時にはとても便利ですね。
不用品回収業者に引き取りを依頼する場合の注意点を紹介します。
ココに注意
- 中には悪徳業者がいます。しっかりと見積もりを取ってもらい納得の金額で依頼しまょう。
- ホームページを見ただけでは費用などが分かりにくいため、安心なサービスを利用するためにも直接問い合わせをしましょう。
リサイクルショップに引き取ってもらう
電動ノコギリは値段が高いため、リサイクルショップでの買取需要が比較的高くなっています。
電動ノコギリを買ってみたもののあまり使わずにしまい込んでしまった、という方もいるでしょう。まだ問題なく使用できる電動工具は売ることができます。
また、以下に該当する場合はリサイクルショップでの高価買取が期待できます。
ココがポイント
- 購入してから月日が経っていない
- あまり使用しておらず、きれいな状態をキープしている
- 状態が良く、十分に使用できる
- 収納ケースや付属品、取扱説明書がそろっている
近年、家庭でのDIYブームがあり、気軽に使用できる電動ノコギリは需要が高まっています。まだ使える状態であれば、リサイクルショップに持ちこんでみると思わぬ収入があるかもしれません。
リサイクルショップに持ちこむときもお互いが安心できるように刃物の取り扱いには注意しましょう。また気持ちよく次の人に使ってもらえたら嬉しいですね。
電動ノコギリ以外の電動工具も同じ?
電動ノコギリは電動工具の一種であり、他にもさまざまな種類があります。インパクトドライバーや電気ドリル、グラインダーなど挙げたらきりがありません。基本的には、電動で作業を行う工具を指し、木材・金属・コンクリートの加工に利用します。少ない力で使用できるため、女性でも使えたり、作業効率がよくなったりとメリットは多いです。近年はDIYブームで家庭での需要が高まっている分、捨てたいという方も増えてきていることでしょう。
これまで電動ノコギリの捨て方を紹介してきましたが、他の電動工具も同じように処分することが可能です。しかし、種類によってはエンジンオイルやガソリンが残る場合があります。エンジンオイルやガソリンは危険物となるため、こちらも自治体のルールをチェックして安全に捨ててください。
実は電動ノコギリはレンタルできる!
電動ノコギリはレンタルすることが可能です。お近くのホームセンターや工具店に問い合わせをしてみてください。
以下の場合は、一度レンタルして使用感を確かめてみると良いですね。
ココがおすすめ
- 使いたいけど管理できるか心配
- 少ししか使う予定がない
- 用途に合うサイズや種類が分からない
- 高価でなかなか手が出せない
一度レンタルすると使用感が分かるため、安心して購入することができます。
まとめ
今回は電動ノコギリの捨て方について解説しました。捨て方は大きく分けて3つありますが、実際の捨て方は自治体によってルールが大きく異なりますので、ホームページなどで必ずチェックしてください。
- ごみとして自治体に出す
- 不用品回収業者に引き取ってもらう
- リサイクルショップに引き取ってもらう
電動ノコギリは大きな刃がついており危険なため、処分するときはケガがないよう十分に注意してください。また、バッテリーや充電池の取り扱いには十分注意してください。
愛用した電動ノコギリは最後まで責任を持って、安心安全な方法で捨てましょう。