業務用冷蔵庫は、家庭用冷蔵庫よりも大きいため、処分方法が異なります。また、業務用冷蔵庫には、フロンガスなどの有害物質が含まれているため、正しい方法で処分する必要があります。この記事では、業務用冷蔵庫の処分方法とポイントについて詳しく解説します。
目次
業務用冷蔵庫を処分するときのポイント
業務用冷蔵庫は、使わなくなったり故障したりした場合はどうやって処分すればいいのでしょうか?ここでは、業務用冷蔵庫の処分方法について以下の3つのポイントを紹介します。
- 業務用冷蔵庫は特別な廃棄物として扱われる
- 業務用冷蔵庫の処分には費用がかかる
- 業務用冷蔵庫の処分には専門業者に依頼する
業務用冷蔵庫は特別な廃棄物として扱われる
業務用冷蔵庫は、一般家庭の冷蔵庫とは違って、フロンガスや水銀などの有害物質を含んでいます。そのため、環境に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、業務用冷蔵庫は特別な廃棄物として扱われ、適切な方法で回収・処理される必要があります。
市町村や自治体によっては、業務用冷蔵庫の回収・処理を行っている場合もありますが、多くの場合は自己責任で処分することになります。
業務用冷蔵庫の処分には費用がかかる
業務用冷蔵庫の処分には、回収・運搬・解体・処理などの作業が必要です。そのため、費用がかかります。費用は、業務用冷蔵庫の種類やサイズ、状態、回収場所などによって異なりますが、一般的には数万円から数十万円程度です。また、フロンガスや水銀などの有害物質を含む場合は、別途リサイクル料金や処理費用が必要になる場合もあります。
業務用冷蔵庫の処分には専門業者に依頼する
業務用冷蔵庫の処分には、専門的な知識や技術が必要です。また、重量物を運搬する際には安全面も考慮しなければなりません。そのため、自分で処分することはおすすめできません。業務用冷蔵庫の処分には、専門業者に依頼することが最善です。専門業者に依頼することで、以下のメリットがあります。
ココがおすすめ
- 適切な方法で回収・処理してくれる
- 費用や手続きを明確にしてくれる
- 迅速かつ安全に運搬してくれる
それでは次に業務用冷蔵庫の処分方法を紹介します。
業務用冷蔵庫の処分方法4選
業務用冷蔵庫の処分方法は、大きく分けて以下の4つです。
- 産業廃棄物処理業者に依頼する
- 不用品回収業者に依頼する
- 中古販売業者に買い取ってもらう
- メルカリやジモティーを利用する
産業廃棄物処理業者に依頼する
産業廃棄物処理業者は、フロンガスなどの有害物質を適切に処理することができます。そのため、業務用冷蔵庫を処分する際には、産業廃棄物処理業者に依頼するのが最も安全な方法です。この方法のメリットとデメリットについて解説します。
産業廃棄物処理業者に依頼するメリット
産業廃棄物処理業者は、業務用冷蔵庫の適切な分解や回収、処理などを行ってくれます。これにより、環境への影響や法令違反のリスクを減らせます。また、業務用冷蔵庫の搬出や搬入などの作業も行ってくれます。これにより、自分で重い冷蔵庫を運ぶ必要がなく、時間や労力を節約できます。さらに産業廃棄物処理業者は、業務用冷蔵庫の買取や再利用などのサービスも提供している場合があるので処分費用を抑えられる場合もあります。
産業廃棄物処理業者に依頼するデメリット
産業廃棄物処理業者に依頼する場合は、事前に見積もりや契約などの手続きが必要なので、手間や時間がかかる場合があります。また、処分費用や搬出費用などが発生します。これにより、コストがかかる場合があります。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、業務用冷蔵庫のほかにも、家具や家電など、様々な不用品を回収してくれます。そのため、業務用冷蔵庫の処分方法に悩んでいる場合は、不用品回収業者に依頼するのも良いでしょう。業務用冷蔵庫の処分を不用品回収業者に依頼する方法のメリットデメリットを解説していきます。
不用品回収業者に依頼するメリット
不用品回収業者は、業務用冷蔵庫の搬出や運搬を行ってくれるので、自分で動かす必要がありません。重い冷蔵庫を動かすときには、ケガや事故の危険性がありますが、プロに任せることで安全に処分できます。不用品回収業者は、業務用冷蔵庫の処分費用を見積もってくれるので、事前に費用を把握できます。
また、不用品回収業者によっては、買取や無料回収を行っている場合もあります。その場合は、処分費用を節約できるだけでなく、収入にもなります。
不用品回収業者に依頼するデメリット
不用品回収業者に依頼する場合は、事前に予約や連絡が必要です。信頼できる業者を選ぶ必要があるため2〜3社ほど見積もりを取る必要があります。口コミや評判などを確認したり、正規の許可や資格を持っているかどうかを確認したりする必要があります。
中古販売業者に買い取ってもらう
業務用冷蔵庫がまだ使える状態であれば、中古販売業者に買い取ってもらうのも良い方法です。中古販売業者に買い取ってもらうことで、処分費用を節約できます。この方法のメリットとデメリットを解説していきます。
中古販売業者に買い取ってもらうメリット
一番は費用の節約です。中古販売業者に買い取ってもらえば、処分費用はかかりませんし、場合によっては現金が手に入ります。また、業務用冷蔵庫は大きくて重いので、自分で運ぶのは大変ですが、買い取り業者は自分で引き取ってくれます。
さらに、環境にも優しいです。業務用冷蔵庫はリサイクルできる部品が多く含まれていますが、不適切な処分方法ではリサイクルできません。買い取り業者は再利用やリサイクルを行ってくれるので、資源の無駄遣いを防げます。
中古販売業者に買い取ってもらうデメリット
一つは買い取り価格が低いことです。業務用冷蔵庫は新品の場合は高価ですが、中古品の場合は値段が下がります。特に故障している場合や古い型の場合は、買い取り価格がほとんどつかないこともあります。もう一つは買い取り条件が厳しいことです。中古販売業者は業務用冷蔵庫の状態や型番などをチェックしてから買い取りを決めます。そのため、傷や汚れが多い場合や部品が欠けている場合などは、買い取りを断られることもあります。
中古販売業者での査定は無料なので一度相談してみることをおすすめします。
メルカリやジモティーを利用する
業務用冷蔵庫は、一般家庭で使われる冷蔵庫とは違って、産業廃棄物として処分する必要があります。そのため、処分費用が高くなったり、適切な業者を探すのが大変だったりします。しかし、まだ使える業務用冷蔵庫であれば、メルカリやジモティーなどのフリマアプリを使って売却することもできます。メルカリやジモティーを利用して業務用冷蔵庫を処分する方法のメリットデメリットについて解説します。
メルカリやジモティーを利用するメリット
メルカリやジモティーで売却すれば、処分費用がかからないだけでなく、売上金が収入になります。売却価格は冷蔵庫の状態や需要によって変わりますが、数千円から数万円程度は期待できるでしょう。また、メルカリやジモティーでは、スマホアプリから簡単に出品できます。写真や商品説明を入力し、価格や配送方法を設定すれば完了です。
そして、業務用冷蔵庫は飲食店やスーパーなどで使われるため需要があります。特に中古品は新品よりも安く購入できるため、開業予定の方やコストを抑えたい方に人気です。
メルカリやジモティーを利用するデメリット
メルカリやジモティーでは個人間取引なので、売れるかどうかは保証されません。需要があると言っても、競合商品が多かったり、価格設定が適切でなかったりすると売れない可能性があります。また、売れるまでに時間がかかる場合もあります。その間に保管場所や管理費用が必要になることも考えられます。また、メルカリやジモティーではトラブルに巻き込まれる可能性もあります。例えば、商品の状態に不備があったり、発送中に破損したりするとクレームや返品の対応が必要になります。
そして、メルカリやジモティーでは衛生面・安全面に問題がある商品は出品できません。例えばカビが生えていたり、フロンガスが漏れていたりする場合は出品禁止です。また、電源コードやプラグなどの部品が欠けていたり、動作不良があったりする場合も出品できません。出品前に商品の状態を確認し、正確に記載する必要があります。
まとめ
業務用冷蔵庫の処分方法は、いくつかあります。最も一般的な方法は、産業廃棄物処理業者に依頼することです。産業廃棄物処理業者に依頼すれば、手間をかけずに、環境に配慮した処分ができます。また、不用品回収業者に依頼する方法もあります。不用品回収業者は、業務用冷蔵庫のほかにも、家具や家電などの不用品をまとめて処分ができます。メルカリやジモティーを利用する方法や、中古販売業者に依頼する方法もあります。
業務用冷蔵庫を処分する際には、処分方法をよく考えて、最適な方法を選択してください。