ビールが好きな人は、家の中にビール瓶が溜まってしまって処分に困ると思います。自治体のカン・ビンを回収する日に捨ててもいいですが、お金が返ってくる捨て方もあることを知っていましたか?
ビール瓶の捨て方は、「無料」、「有料」、「お金がもらえる」方法の3つです。今回は、無料で捨てる方法に特化して捨て方の紹介をします。
大量にある方、1本だけの方、ビールケースも捨てたい方など、スタイルに合わせた処分の方法を紹介するので、見ていきましょう。
目次
瓶を捨てるときに注意すべきこと
瓶を捨てる(回収してもらう)ときの手順を紹介します。
①きれいに洗う
瓶は再利用するので、きれいに洗っておくことが大切です。そのため、中身が残っている場合は、中身を捨ててから回収してもらうようにしましょう。ビール瓶であれば、流して捨てるだけで大丈夫です。
②ラベルをはがす
はがせるものはラベルをはがしてから捨てます。自治体によってきれいにはがさないといけないところや、無理にはがさなくても大丈夫なところがあります。はがせそうであれば、きれいにはがしておきましょう。
③部位に合わせて分別する
ラベルは燃えるゴミ、蓋は金属なら燃えないゴミ、コルクなら燃えるゴミといったように、部位や素材に合わせて分別しましょう。
ビール瓶だけでなく他の瓶を捨てる際も、上記の手順を守って捨てるようにしましょう。
ビール瓶を無料で処分する方法
ビール瓶を無料、またはお金がもらえる処分の方法を紹介します。自分のライフスタイルによって捨てやすかったり、捨てにくかったり異なるため、自分にあった捨て方を選択してください。
酒屋さんに回収してもらう
最初に紹介する処分の方法は、「お金がもらえる」捨て方です。酒屋さんでは、ビール瓶や酒瓶、ジュースの瓶などを1瓶5円程度で回収してもらえます。
回収可能な瓶の種類とは
どんな瓶でも回収してくれるわけではなく、回収できる瓶は決まっています。例えば、ビール瓶であれば、日本のビールメーカーで製造された茶色のビールのみ回収可能です。サントリー、アサヒ、キリン、エビス、サッポロなどの瓶です。
一升瓶であれば、茶色または緑色であれば引き取ってもらえますが、透明や赤色など他の色は回収されません。
基本的には1本からでも回収してもらえますが、酒屋さんによってジュース瓶はケースしか回収してもらえないなど、条件があるため回収してもらう酒屋さんに問い合わせてみてください。
条件など
- 回収可能な瓶の返却価格
- ビール瓶 5円
- 一升瓶 0円
- ビールケース 200円
- 生樽 1,000円
一般的には上記の値段を目安に考えてもらえば大丈夫ですが、こちらも酒屋さんによってビール瓶10円のところもあるので店舗によって異なります。
どうして回収してもらえるのか
酒屋さんがビール瓶などを回収してくれるのは、ビール瓶や一升瓶などの瓶が「リターナブル瓶」であるからです。
リターナブル瓶というのは、使用済みの瓶を回収・洗浄し、再利用する瓶のことです。ビール瓶や一升瓶以外にも、ウィスキー、ジュース、焼酎、牛乳、醤油などの瓶もあります。
種類は多いですが、保証金としてお金が返ってくる瓶は、ビールやジュースの瓶ばかりです。酒屋さんが近くにない場合は、インターネットなどで検索するとお店が出てくるので調べてください。
<メリット>
・無料で処分できるだけでなく、少しだけど収入がある
・大量に捨てることができる(店舗によって異なる)
・ビールケースもセットで捨てることが可能
<デメリット>
・近くに店舗がない場合は不便
・持っていくのが手間がかかる
自治体の「缶・瓶」回収に出す
手間なく簡単に捨てる方法として便利なのが、自治体の回収日に処分することです。月に1~2回程度は回収日があるので、その時に捨てることができます。
自治体によっては、量が多い場合などは粗大ごみとして回収する可能性もあるため、大量に捨てる場合は、一度自治体の窓口に相談してみるといいでしょう。また自治体によっては、役所で回収ボックスを設置しているところもあります。持っていく手間はかかりますが、確実に無料で回収してもらえる方法です。
<メリット>
・手間がない
・大量に捨てられる
<デメリット>
・捨てる日が少ないので、すぐに捨てることができない
回収業者に回収してもらう
瓶のみを回収する専門業者や、廃品関係を回収する業者などに回収してもらう方法もあります。ビール瓶はリサイクルできる資源なので、無料で回収してもらえる業者がほとんどです。
また、家まで回収してくれるため大量にあっても手間なく簡単に処分できます。回収業者に依頼する場合は、「悪徳業者」に注意しなければいけません。
電話で依頼したときには、無料と言っていても何かしらの理由をつけて買取価格を提示してくることもあります。回収だけして不法投棄を行う業者もいるため、国からの許可を得ている業者を選びましょう。
ホームページがなかったり、許可証がなかったりする業者は注意です。
<メリット>
・家まで来てくれるので、手間がかからない
・大量に捨てることができる
<デメリット>
・業者によっては有料になる
・悪徳業者がいる
フリマサイトで出品する
メルカリやラクマなどのフリマサイトで出品し、処分する方法もあります。空のビール瓶は売れるの?、と思う人もいるかもしれませんが、レトロ品、外国産、イベント品などのビール瓶は売れます。
スーパーなどで売っている普通のビール瓶は、さすがに売れませんが、外国に旅行に行ったときに買ったものや、数量限定で販売されたものなどは、中身がなくても売れるので、そのようなビール瓶がある人は、フリマサイトで出品してみましょう。
ビール瓶だけでなく、ビールの蓋やビールケースも出品することも可能です。ビールの蓋に関しては、レアなものでなくても、一般的に売られているビールでも販売されています。手芸やイベントなどで使用する人もいるため、まとまった数を販売している人が多いです。
ビール瓶単体で売るのもいいですが、ビールに関する他の商品も合わせて販売してもいいでしょう。
<メリット>
・処分するだけでなく、お金にも換えられる
<デメリット>
・売れるまで時間がかかる(又は売れないこともある)
・一般的なビール瓶は売れない
ビール瓶を捨てるならお金に換えるのがおすすめ
無料でビール瓶を捨てる方法を紹介してきましたが、どうせ捨てるなら少しでもお金に換えることをおすすめします。そのため、一般的なビール瓶なら「酒屋さんに持っていく」、レアなビール瓶なら「商品を売る」といった方法で処分するといいでしょう。
簡単に手間なく捨てたい人は、自治体の回収日がおすすめです。確実に無料で捨てることができますし、袋に入れて捨てるだけなので捨てやすいです。1本から何本でも捨てられます。
量が多くて運ぶのが手間な人は、回収業者に依頼するのがおすすめです。家まで来てくれるので、運び出す手間がかかりません。
ビール瓶はリサイクルし、新たな資源として再利用されるため捨てるときも捨て方に注意してください。部位ごとに分別することや、ある程度洗ってから捨てるなど、再利用できる状態で捨てることも大切です。
いくつかの捨て方を紹介しましたが、ビール瓶の捨てる量や種類などに合わせて好きな捨て方を選んでください。