古くなったり汚れがひどくなったじゅうたんや、引っ越し先でサイズが合わないじゅうたんなど、処分することになったらどのような方法がベストなのか迷ってしまうかもしれません。
サイズや素材もさまざまなじゅうたんですから、それによって処分も異なることが考えられるし、自分の都合に合った処分方法があるならそれを選びたいものです。
じゅうたんはどのように処分できるのか、ベストな処分方法はどれなのか、くわしく解説していきましょう。
目次
じゅうたんはつぎの方法で処分可能
じゅうたんを処分する方法はひとつではありません。つぎのような方法があるので、自分の都合に合わせて選ぶことができます。
処分方法
- 自治体で処分してもらう
- 販売店の引き取りサービスを利用する
- リサイクルショップで買い取ってもらう
- 欲しい人に譲る
- 不用品回収業者に依頼する
費用を払って処分する方法と、処分費を払うのではなく買い取ってもらう方法もありますし、タダで譲ったり新しいじゅうたんを購入する際に販売店に引き取ってもらうという方法もあります。
上記の5つの処分方法について、くわしく紹介しましょう。
自治体で処分してもらう
自治体ではゴミを「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「資源ゴミ」、そして「粗大ゴミ」というふうに分別して処分しています。じゅうたんを自治体で処分する場合、つぎのような方法があります。
粗大ゴミとして出す
自治体でじゅうたんを処分する場合、粗大ゴミとして出すのが一般的です。じゅうたんはかなり大きなものなので、ゴミステーションに一般のゴミとして捨てることはできません。多くの自治体では1辺の長さが30cm以上のゴミを粗大ゴミとして扱っているからです。
じゅうたんを粗大ゴミとして処分してもらう場合、粗大ゴミの回収を自治体に申し込み回収する日を予約、粗大ゴミ処理券を取り扱っているコンビニやスーパーなどで購入し、予約日当日に処理券を貼ったじゅうたんを指定場所まで持って行きます。
回収を依頼するのではなく、粗大ゴミ処理施設まで直接搬入することもできます。業務時間内ならいつでも搬入できる自治体もありますが、予約が必要になるケースもあるので事前に確認してから搬入するようにしてください。
燃えるゴミとして出す
多くの自治体では、30cm以内のゴミなら燃えるゴミと燃えないゴミ別に指定されたゴミ袋に入れ、ゴミステーションに出すことができます。ですから、長さが30cm以内のじゅうたんなら粗大ゴミとして処分しなくてもいいわけですが、じゅうたんと呼ばれるものでそのようなミニサイズは一般的ではないでしょう。
しかし、元が大きなじゅうたんでもカットして一辺が30cm以内になれば、指定袋に入るので一般のゴミとして処分することができます。でも大きなじゅうたんを指定袋に入るサイズにカットしていくのは手間も時間もかかり、慣れない作業でケガをしてしまう恐れもあるでしょう。
燃えないゴミで処分する場合もある
カットし一般のゴミとして出すことができるじゅうたんですが、燃えるゴミではなく燃えないゴミとして処分しなければならない自治体もあります。
燃えるゴミに分類されるじゅうたんは、綿や麻、竹、い草やウールなどの天然の素材のみを使用したものですが、燃えないゴミに該当するのはアクリルやレーヨン、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維です。また、滑り止めが裏側についているじゅうたんも、燃えないゴミに分類される自治体もあります。
販売店の引き取りサービスを利用する
処分したいじゅうたんと入れ替えに新しいじゅうたんを購入する場合、販売店がその古いじゅうたんを引き取ってくれるサービスもあります。新しいじゅうたんが届き、入れ替えで古いじゅうたんを回収してくれるので手間がかからず負担が少ない方法です。
回収してもらうのに料金が必要かどうか、必要ならいくらかかるのかなどその販売店によって異なりますから、利用するときは確認するようにしてください。
リサイクルショップで買い取ってもらう
状態が良いじゅうたんなら、リサイクルショップで買い取ってもらうことができるでしょう。ただし、じゅうたんは頻繁に洗ったりクリーニングに出すものではないし、汚れやにおいが気になることもあるので、そのような使用感があるじゅうたんは買取を拒否される可能性もあります。
店舗まで持ち込むのは大変
じゅうたんは厚みがあるものならかなり重量があり、ひとりで持ち運ぶことができない可能性があります。車を用意できても、小さな車ならじゅうたんを積み込むことができないかもしれません。
リサイクルショップで買い取ってもらうなら、現物を持ち込んで査定してもらうケースが多く、じゅうたんも店まで持って行く必要があります。大変な思いをしてリサイクルショップに持ち込んでも、買取を断られてしまったら持ち帰らなければなりませんから、持ち込む前にじゅうたんの買取を行っているのか問い合わせてみることをおすすめします。
欲しい人に譲る
中古のじゅうたんでも欲しいという人が現れるかもしれませんから、知人や親せきなどに声をかけてみるのもおすすめです。汚れが目立つなどあまりにもひどい状態なら、タダで譲るにしても相手に申し訳ないと思うかもしれませんが、部屋に敷いて使う以外のほかの使い道で必要としている人もいるものです。
譲れば自分で処理費用を出さなくてもいいのですから、お金をかけて廃棄処分する前にまずは欲しいという人を探してみてください。
不用品回収業者に依頼する
長さがあり重量もあるじゅうたん、もっとも手間をかけず体への負担もない処分方法は不用品回収業者に依頼することです。電話やネットで処分を申し込めば、自宅や指定した場所まで取りに来てくれます。家の中からの運び出しもおまかせ、家にいながら処分が完結するので忙しい人にもおすすめできます。
ほかの不用品の処分も依頼できる
不用品回収業者でじゅうたんの回収・処分を依頼すると、じゅうたんひとつだけの処分料金は自治体に依頼するよりも高くなってしまうものです。
しかし、じゅうたん以外に回収してもらいたい不用品があれば、まとめて処分することでお得になります。不用品回収業者への依頼はまず見積もりをもらい、お得に利用できるパック料金などがあれば紹介してもらいましょう。
買取サービスを行っている業者も
不用品回収業者の中には、不用品を買い取るサービスを行っているところもあります。業者には買取できる基準があると思いますが、状態の良いじゅうたんならぜひ査定してもらってください。
もとが高価なじゅうたんであれば、高く買い取ってもらえるかもしれません。じゅうたんが売れたとしたらその分回収のための費用が安くなるので、お得な処分が実現するでしょう。
不用品回収の悪徳業者には注意して
不用品回収業者の中には怪しい業者も存在し、いわゆる悪徳業者に騙されてしまったという人も少なくありません。無料で不用品を引き取るといいながら、実際は回収後になって高額な請求を行ったり、回収した不用品を適正に処理せず山中などに不法投棄する不届き者もいるのです。
そのような悪徳業者は必要な許可を持っていないケースも多く、ほかにもさまざまなトラブルが報告されています。不要品回収業者に依頼する際は、ホームページを確認し信頼できる業者かどうか確認してください。
もし、業者のホームページに会社情報が記載されていなかったら、それは悪徳業者である可能性が高いので、依頼しないようにするのが無難でしょう。