ブラウン管テレビは、昔は一般的に使われていた家電ですが、今では液晶やLEDなどの薄型テレビに変わりました。ブラウン管テレビは重くて大きくて、捨てるのも大変です。一般のゴミとして出すことはできませんし、家電リサイクル法により自治体の粗大ごみとして処分できません。では、ブラウン管テレビを処分するにはどうすればいいのでしょうか?
この記事では、不用品回収や廃品回収の方法を紹介します。
目次
ブラウン管テレビを不用品回収や廃品回収に処分してもらう方法
不用品回収や廃品回収とは、家庭で使わなくなった家具や家電などの不用品を専門業者に依頼して回収してもらうサービスです。不用品回収業者や廃品回収業者は、ブラウン管テレビを含めて様々な不用品を引き取ってくれます。
不用品回収や廃品回収業者の利用の仕方と注意点
1. 依頼したい不用品の量や種類を確認する
最初に、依頼したい不用品の量や種類を確認しましょう。回収業者によって、回収可能な不用品の量や種類が異なります。また、大型家具や家電製品などの回収には、別途費用が掛かる場合があります。
2. 複数の業者の見積もりを取る
複数の業者の見積もりを取ることで、適正な料金で不用品を回収してもらえます。また、業者の対応や評判なども比較できるので、安心して依頼することができます。
3. 業者の許可証を確認する
不用品回収業者は、一般廃棄物収集運搬業許可と古物商許可のどちらか、または両方を取得している必要があります。許可証を取得していない業者は、違法な業者である可能性が高いので注意しましょう。
4. 料金の明細をもらう
料金の明細をもらうことで、追加料金が発生しないか確認することができます。また、トラブルが起きた場合に、料金の根拠を示すことができます。
5. 不用品をまとめる
不用品をまとめることで、回収作業がスムーズになります。また、搬出にかかる費用を抑えることができます。
6. 立ち会いをする
不用品の回収作業は、立ち会うことで、不用品が正しく回収されているか確認することができます。また、トラブルが起きた場合に、証拠として残すことができます。
7. 料金を支払う
不用品の回収作業が完了したら、料金を支払います。料金の支払いは、現金、クレジットカード、銀行振込など、業者によって異なります。
8. 回収証明書をもらう
不用品の回収が完了したら、回収証明書をもらいましょう。回収証明書は、不用品が適切に回収されたことを証明する書類です。
注意点
不用品回収業者の中には、悪徳業者も存在します。悪徳業者に依頼すると、高額請求をされたり、回収を断られたりする可能性があります。悪徳業者を見分けるには、以下の点に注意しましょう。
ココに注意
- 電話や訪問販売で勧誘する業者は要注意です。
- ホームページやチラシに、料金や回収可能品目などが明記されていない業者は要注意です。
- 見積もりが有料である業者は要注意です。
- 追加料金の説明が曖昧な業者は要注意です。
また、不用品回収業者に依頼する際は、以下の点に注意しましょう。
ココに注意
- 契約書を交わす際は、内容をよく確認して署名捺印しましょう。
- 料金の明細をもらって、確認しておきましょう。
- 不用品をまとめる際には、ガラスや刃物などの危険なものは、別に梱包しておきましょう。
- 立ち会いをする際は、不用品が正しく回収されているか確認しましょう。
- 料金を支払う際は、領収書をもらっておきましょう。
回収業者を利用する際は、事前によく確認して、安心して依頼しましょう。
不用品回収・廃品回収業者に依頼するメリット・デメリット
ブラウン管の処分を回収業者に依頼するメリットは、以下のとおりです。
メリット
- 重くて運び出しが難しいブラウン管テレビを、業者が自宅まで回収に来てくれる。
- リサイクル券の購入や、処分場への持ち込みなどの手続きが不要。
- 不用品回収業者によっては、複数の不用品をまとめて回収してくれる。
デメリットは、以下のとおりです。
デメリット
- 料金が割高になる可能性がある。
- 悪徳業者に依頼してしまうと、トラブルに巻き込まれる可能性がある。
ブラウン管テレビは、家電リサイクル法の対象品目であり、リサイクル料金が掛かります。不用品回収業者に依頼した場合、このリサイクル料金に加えて、運搬費や処理費などの料金が発生します。
また、不用品回収業者の中には、悪徳業者も存在します。悪徳業者に依頼すると、高額請求をされたり、回収を断られたりする可能性があります。ブラウン管テレビの処分は、回収業者に依頼するのが便利ですが、注意点もあります。事前によく確認して、安心して依頼しましょう。
自治体の粗大ごみには出せない
ブラウン管テレビは、家電リサイクル法の対象品目であり、原則として粗大ゴミとして出すことができません。家電リサイクル法は、家電製品を適切にリサイクルし、廃棄物の減量や資源の有効利用を促進するための法律です。この法律では、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、パソコン、小型家電(マウス、キーボード、電卓、掃除機、扇風機、電子レンジなど)の6品目が対象となっており、メーカーや販売店がリサイクルの責任を負っています。
ブラウン管テレビは、重量が重く、ガラス管や電子部品などの有害物質を含むため、適切な方法でリサイクルする必要があります。そのため、ブラウン管テレビは粗大ゴミとして出すことができず、指定引取場所に持ち込むか、家電量販店や不用品回収業者に依頼して処分する必要があります。
ブラウン管の処分方法
ブラウン管テレビの処分方法は、不用品回収・廃品回収業者が便利ですが、他にも以下の4つの方法があります。
- 家電量販店、店舗に処分してもらう
- 自治体連携のリサイクル家電回収サービスを利用する
- 指定引取所へ直接持ち込む
- リサイクルショップで買い取ってもらう
家電量販店、店舗に処分してもらう
新しいテレビを購入の際に引き取ってもらえるか相談してみるといいでしょう。処分費用はかかりますが、新しいテレビを運搬してもらうついでに古いブラウン管テレビを引き取ってもらうことができます。新しく買い換える場合にはおすすめの方法です。
処分だけの依頼もできますが、持ち込む必要があったり、引取りに来てもらう場合は余分に運搬料などがかかってしまいます。また購入数1点につき1点のみの回収となります。
自治体連携のリサイクル家電回収サービスを利用する
リネットジャパンは環境省認定の自治体と連携した回収サービスです。家電回収サービスは、家電リサイクル法に基づき、大型・中型・小型の家電製品を正しく処理するためのサービスです。利用するには、事前に申し込みをし、希望の日時に配送業者が自宅から回収します。
安心な業者ではありますが、会社や店舗には対応しておりません。個人宅のみ回収可能で、支払いは現金となっております。
指定引取所へ直接持ち込む
ブラウン管テレビを指定引取り場所に持ち込んで処分する場合、事前に指定引取り場所の所在地、営業日、受付時間を確認し、手数料を郵便局で振り込み手続きを済ませてから持ち込みます。家電量販店でも家電リサイクル券を購入することができます。
ブラウン管テレビは、家電リサイクル法の対象品目であり、リサイクル料金が掛かるので、指定引取所に持ち込む場合は、事前に手数料の支払いと受付時間内に持ち込めるか確認してから処分するようにしましょう。
リサイクルショップで買い取ってもらう
ブラウン管テレビはリサイクルショップで売れる場合もありますが、一般的には売れないと考えられます。ブラウン管テレビの需要が低下しているため、買取を断られることも多いです。ただし、リサイクルショップや家電買取専門業者で売れることもあるようです。また、壊れている、動かない、傷がついているなどの完全な状態でないモノも、ハードオフでは「ジャンク品」として買取しています。
まとめ
ブラウン管の処分方法として不用品回収や廃品回収の方法を含む5つの方法を解説しました。どの方法にもメリットデメリットがあります。自分に合った方法で正しく処分しましょう。