羽子板は縁起の良いお正月飾りなので、女児が誕生すると初めてのお正月に贈るのが習わしです。
女児を災難や病気から守る役割をしているので、処分に困っている人に向けて記事を書きました。いくつかの処分方法があるので、最適な方法を選んでください。
目次
羽子板は女児に初めてのお正月に贈る縁起物
羽子板は女児が誕生してから、初めてのお正月に贈るのが一般的ですが、病気や災難から身を守るお守りのような役割をしています。お正月飾りなので縁起の良い品物なので、誕生をしてから15歳ぐらいまで飾るのが一般的です。
かつての日本では女性は、15歳になると成人を迎えるので、大人になると役割が終わると言われています。羽子板は縁起の良い品物なので、不要になっても処分をするのに抵抗があり、押し入れなどに閉まったままの人が少なくありません。
無事に大人になったので、処分が必要だけどどうしたら良いか悩んでいる人に、処分方法をアドバイス致します。
神社や寺院で供養や処分を依頼する方法
羽子板はお正月飾りなので縁起が良く、女児を災厄や病気から守る役割をしているので、そのまま捨てるのは抵抗を感じている人がほとんどです。きちんと供養をしてから処分をしたい場合は、神社や寺院でお焚き上げなどの供養を依頼する方法があります。
住んでいる地域の寺院やお寺などに問い合わせをすると、羽子板を処分する方法や料金などを説明してくれます。基本的には1月15日頃にお焚き上げをしてもらえることが多いので、羽子板の処分で困っている場合は電話や受付で相談をしてみると良いでしょう。
羽子板の祈祷やお焚き上げなどの料金は地域により異なる
寺院やお寺などではガラスケースに入っている羽子板は、処分が難しいので、ケースから出しておくことが大事です。羽子板は美しい色や柄などが特徴になっており、女児を守る役割をしているので、無事に成長できたことに感謝をして処分をします。
神社や寺院などでは祈祷をしてから、お焚き上げをして丁寧に供養をしてくれるので、安心して依頼すると良いでしょう。
大切な役割をしている羽子板なので、ゴミとして処分をするのは避けたい人にお勧めの方法です。
羽子板の処分をする時期は決まっていません
日本では古くから、女性は15歳を迎えると成人すると言われていたので、15歳になると役割を終えた羽子板を処分することが多かったです。羽子板はいつまで使用するか、ご家庭によっても違うので20歳まで飾ることもありますが、早めに処分を考えている所もあります。
羽子板の処分の時期は、特に決まっていないですが、縁起物なので処分がしにくく、先延ばしになっている人が少なくありません。羽子板は大きさや重量があるので、閉まったままなので気になっている場合は、いつ処分をしてもかまいません。
捨てるのは抵抗がある場合は、欲しい人に譲るなどの方法もあります。
友人や知人、家族などの親しい人に譲る方法
羽子板は縁起の良いお正月飾りですし、傷や汚れなどがなくきれいな状態であれば、親しい友人や知人、家族などの欲しい人に譲る方法があります。NPOや教育施設などに寄付をする方法もありますが、自分で送料を支払って郵送をしたり、持っていく必要があるので手間が掛かってしまいます。
手間や手数料の負担を減らしたい場合は、羽子板を欲しがっている身近な人に譲ると喜んでもらえます。お金を受け取ることはできませんが、大切にしていた羽子板を他の人に大切にしてもらうことができます。
ゴミとして処分をするのに、抵抗がある場合にお勧めの方法です。
きれいな状態、良好な状態のものだけを譲るようにしましょう。
フリマアプリ、メルカリなどに出品をする方法
傷や汚れなどがなく、きれいな状態の羽子板の場合は、フリマアプリ、メルカリなどに出品をして欲しい人を探す方法があります。スマートフォンやパソコンから、会員登録をしておくことで不要になった羽子板を出品できるので便利です。
気軽に利用することができますが、すぐに買い手が付かなかったり、年数が経過している場合は値段が付いても安くなることが多くなります。買取金額が低くても、欲しい人に譲りたい人にお勧めの方法です。
羽子板は数多く出品されているので、商品の特徴や大きさを詳しく記載したり、様々な角度で撮影した写真を掲載する必要があります。
フリマアプリ、メルカリなどは自分で発送をしたり、梱包をする手間が必要
フリマアプリ、メルカリなどは大変ポピュラーな方法になっており、不要になった羽子板を欲しい人に買ってもらうことができます。買取金額が低くても、欲しい人に買ってもらうことで、他の人に羽子板を使ってもらえますし、お正月に飾ってもらえるのが嬉しいです。
フリマアプリ、メルカリなどは買い手が付くと、自分で商品を梱包して発送をする必要があります。
買い手とトラブルになることもあるので、丁寧に梱包をしたり、クレーム処理に対応できる人に向いている方法です。
リサイクルショップで査定、買取を依頼して処分
羽子板の処分で困っている場合は、近くにリサイクルショップがある場合はお店に持ち込んで、査定を依頼する方法があります。お店で査定を依頼する前に、供養をしたい場合は神社やお寺などで祈祷をしてもらうと良いでしょう。
羽子板は購入してから年数が経過しているので、査定額が低くなることが多いですが、買取をしてもらうことができます。ほとんど値段が付かない場合でも、引き取りをしてもらうことも可能なので、まずは相談をしてみると良いでしょう。
汚れや傷などが付いている場合は、引き取りは難しいですが、状態が良い商品は引き取ってもらうことが可能です。
リサイクルショップは縁起物の査定に対応をしているお店を選ぶ
リサイクルショップは数多くの品物の査定、買取に対応をしていますが、羽子板などの縁起物には対応をしていないお店もあります。事前に電話やメール、店頭などで確認をしてから、お店に持参をすると良いでしょう。
縁起物の査定、買取に対応をしているお店の場合は、購入してから年数が経過している場合でも、良好な状態の場合は査定や買取ができます。リサイクルショップが近くにある場合は、マイカーなどで利用しやすいので、幅広い年代にお勧めします。
自治体の燃えるゴミとして羽子板を処分できます
羽子板は役割を終えると処分が必要ですが、捨てるのに抵抗がない場合は自治体の燃えるゴミとして処分をすることができます。羽子板は縁起物、お守りのような役割があるので、きちんと供養や祈祷をしたい人が多いですが、こだわりがない、捨てることに抵抗がない場合は燃えるゴミとして処分をしてもかまいません。
自治体の指定のゴミ袋に、羽子板を入れて指定の日時、回収場所に置いておくことで処分をしてもらえます。
費用もゴミ袋代しか必要ないので、経済的な負担を減らすことができます。
自治体の燃えるゴミとして処分をする前に、自分で供養をすると良い
羽子板を燃えるゴミとして処分をする前に、自分で供養をしたい場合は、白い布、紙などを用意しておき、お清めの塩などを振ってから、白い布、紙などに丁寧に包んでおき、子供が無事に成長できたことに感謝をしてから、ゴミ袋に入れると良いでしょう。
羽子板は役割を終えると処分をする必要がありますが、燃えるゴミとして処分をするのは、少し気になる場合は自分で供養をしましょう。市販の塩などでも十分なので、心を込めて捨てることで精神的な負担を軽減することができます。
教育機関、NPOなどの団体に寄付をして処分をする方法
羽子板は縁起物なので役割が終わると処分をしないといけませんが、燃えるゴミとして処分をするのは抵抗を感じる人が多いです。教育機関、NPOなどの団体では羽子板を必要としている所があるので、電話や公式サイトなどで確認をすると良いでしょう。
自分で羽子板を梱包して発送をしたり、送料などを負担する必要がありますが、多少の手間が掛かっても、団体に寄付をすることで大切に取り扱ってもらえます。
女児のために大切な役割をしてきた羽子板なので、寄付をすることで感謝をしてもらえます。
NPO、教育団体に寄付をすることで大切に使用してもらえます
羽子板は長年使用してきたので、捨てるのに抵抗がある場合はNPO、教育団体などに寄付をして譲る方法があります。
友人や知人、家族などに譲ることもできますが、女児がいないご家庭は必要ないことが多いです。
教育団体、NPOなどの団体では、羽子板を必要としている所があるので寄付をすることで感謝をしてもらえます。
自分で直接持ち込んだり、送料などを支払う必要がありますが、大切にしていた羽子板を有効に活用して欲しい人にお勧めです。
多少の手間や時間は掛かりますが、捨てるのに抵抗がある人には向いています。
羽子板は縁起物なので、お焚き上げを依頼するのが最適な方法
羽子板は高級感があり、縁起の良いお正月飾りなので、燃えるゴミとして処分をするのはあまり良い方法ではありません。
捨てるのに抵抗がない場合は、ゴミとして処分をすることもできますが、後で後悔をすることもあります。役割を終えた羽子板を処分する時は、多少はお金が掛かっても祈祷や供養をしてもらい、お焚き上げをするのが最適な方法と言えます。
どの方法が一番良いとは言えませんが、後で後悔をしないためにはきちんと供養をするのがベストです。
まとめ
羽子板は女児が誕生をした時に、お正月飾りとして贈るのが古くからの伝統的な習慣です。祖父母や両親からプレゼントされた羽子板は、捨てるのは抵抗を感じる人がほとんどです。
いくつかの処分方法を紹介しましたが、一番良い方法はお寺や神社に供養をして処分をする方法です。
欲しい人に譲る、教育団体、NPOなどに寄付をすることで、大切に使用してもらえるので検討するのも良いでしょう。