寒い季節に欠かせないストーブですが、長年使用すると故障したり、劣化したりすることがあります。そんな場合、ストーブの処分方法について正しい知識を持っておくことが大切です。適切な処分方法を選ばずに捨ててしまうと、環境に悪影響を与えたり、罰則を受けたりすることもあります。この記事では、ストーブの処分方法や注意点、再利用方法について詳しく解説します。
正しい知識を身につけ、ストーブを適切に処分しましょう。
目次
ストーブの処分方法4つの方法を解説
1.自治体で回収してもらう
自治体のゴミ回収でストーブを処分する場合は、以下の手順を参考にしてみてください。
電話やホームページで自治体のゴミ回収を確認する
まずは、所在地の自治体のゴミ回収について確認します。電話やホームページで問い合わせることができます。処分方法として燃料タンクを空にする指示がありますので、必ず燃料タンクを空にしてからストーブを処分しましょう。余った灯油の処分方法については、この記事の最後で解説していますので併せて確認してみてください。
処分方法に従ってストーブを出す
自治体によっては、指定の場所にストーブを出すように指示があります。戸外回収の場合は自宅前、集合住宅の場合は普段お使いのゴミステーションを指定されることが多いです。また、指定されたゴミ袋に入れて出すことが必要な場合もあります。自治体によって処分方法が異なるため、確認してから処分してください。
処分に必要な費用を確認する
自治体によっては、ストーブの処分に費用が必要な場合があります。また、処分方法によって費用が異なる場合もあります。処分費用は事前にコンビニや郵便局で処理シールを購入する方法や、回収日に立ち会ってその場で支払う方法があります。自治体のホームページや問い合わせで確認してください。
また、ストーブの種類によって処分方法や手数料が変わってきます。処分する際にはお住いの自治体へ問い合わせてみるようにしましょう。
2.廃棄物処理センターへの持ち込み
お住いの自治体の処理センターにストーブを持ち込み処分依頼をする場合は、以下の注意点を守ってください。
事前に自治体の廃棄物処理センターに問い合わせる
自治体の処理センターにストーブを持ち込む場合は、事前に問い合わせて、処分方法や料金について確認しておくことが重要です。
ストーブを分解して持ち込む
自治体の処理センターでは、薪ストーブなどの大きなサイズのストーブの場合など、ストーブの種類によっては、分解して持ち込むことが必要な場合があります。自治体の指示に従って、ストーブを分解して持ち込んでください。
処分にかかる費用を確認する
自治体の処理センターにストーブを持ち込む場合は、処分にかかる費用が発生する場合があります。事前に料金を確認して、必要な費用を当日現地で支払ってください。
燃料タンクを完全に空にする
ストーブを処分する場合は、燃料タンクを完全に空にすることが必要です。残った燃料がある場合は、自治体の処理場で処分できないことがあります。余った灯油の処分方法については、この記事の最後に解説していますので確認してみてください。
処分に適した時間帯を選ぶ
自治体の処理センターは、年末年始や年度末、連休明けなど混雑していることが時期や時間帯があります。ストーブを持ち込む際には、混雑が少ない時間帯を選んで持ち込むことをお勧めします。
3.リサイクルショップに持ち込む
リサイクルショップにストーブを持ち込むことによって処分する方法もあります。次に、リサイクルショップを利用してストーブを処分する方法のメリット・デメリットを解説します。
【メリット】買い取ってもらえる可能性がある
ストーブがまだ使用可能な状態であれば、リサイクルショップで買い取ってもらえる場合があります。買い取ってもらえれば、廃棄費用を払わずに処分することができます。
【メリット】環境に配慮できる
リサイクルショップで買い取ってもらうことで、まだ使用可能なストーブが再利用されることになります。資源の有効活用となり、環境に配慮した処分方法となります。
【メリット】買い取り価格がつくことがある
リサイクルショップでストーブを買い取ってもらう場合、買い取り価格がつくことがあります。ストーブの種類や状態によって価格は異なりますが、買い取り価格がつけば、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなります。
【デメリット】買い取り価格が安いことがある
ストーブをリサイクルショップで買い取ってもらう場合、買い取り価格が安いことがあります。型番の古いタイプや、使用状態が悪い場合は、買い取り価格がつかないこともあります。
【デメリット】買い取ってもらえないことがある
ストーブがリサイクルショップで買い取ってもらえるかどうかは、その時の状況によって異なります。使用状態やリサイクルショップの需要によっては、買い取ってもらえないこともあります。ストーブを買い取ってもらうためには夏の終わり〜秋にかけてリサイクルショップに持ち込むことをお勧めします。
【デメリット】処分費用がかかることがある
ストーブがリサイクルショップで買い取ってもらえなかった場合、処分費用がかかることがあります。自治体での処分費用と比べ、費用が高額になってしまうようならば、他の方法で処分する方法を検討しましょう。
4.不用品回収サービスの利用
不用品回収業者に依頼してストーブを処分する方法もあります。自治体での回収や、リサイクルショップへの持ち込みと比べ、次のようなメリットがあります。
一括処分ができる
不用品回収業者にストーブを依頼することで、一度に複数の家電や家具と一緒に処分することができます。このため、手間や時間を節約できるというメリットがあります。
作業が簡単になる
ストーブを自分で運び出したり、処分場まで持ち込んだりする手間が省けます。不用品回収業者に依頼することで、業者が自宅に訪問し、ストーブを運び出し、処分場まで運んでくれます。
環境に配慮できる
不用品回収業者は、適切な処理方法で処分を行うため、環境に配慮した処分方法と言えます。このため、ストーブを不用品回収業者に依頼することで、環境に貢献することができます。
以上が不用品回収業者にストーブを依頼するメリットです。ただし、業者によっては、処分できない品物や、処分に追加料金が発生する場合があるため、事前に確認が必要です。また、業者選びにも注意が必要です。信頼できる業者を選び、安全に処分を行いましょう。
ストーブの処分方法を間違えると罰則があることがある
環境汚染
ストーブには、石油やガス、木材などの燃料を使用しているため、処分が適切でない場合、環境汚染の原因となります。例えば、野外に放置すると、環境汚染防止法違反に問われる可能性があります。
刑事罰の対象になる場合がある
ストーブを不適切に処分した場合、処分方法によっては、刑事罰の対象になる可能性があります。例えば、不法投棄によって、廃棄物処理法違反に問われることがあります。
思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、ストーブの処分方法をきちんと理解して適切な方法で処分しましょう。
余った灯油の処分方法は
ストーブで使用していた灯油が余ってしまった場合は、次のような処分方法があります。
販売店やガソリンスタンドで引き取ってもらう
ストーブで使用する灯油は、長期間保管すると質が劣化することがあります。そのため、できるだけ早く使い切ることが望ましいですが、使い切る前にストーブが壊れてしまった時は、余った灯油は販売店やガソリンスタンドで引き取ってもらうことが可能です。店舗によっては手数料がかかる場合もあるので事前に確認しておきましょう。
余った灯油を排水溝や川に流す土に埋めることは違法です
余った灯油を排水溝や川に流したり、土に埋めたりすることは環境汚染の原因となり、発火する可能性もあり大変危険です。これらの方法で処分した場合は、違法な処理方法ですので罰せられます。最大1000万円の罰則金を支払うことになります。絶対に行わないでください。