生活に欠かせない粗大ごみですが、適切な処分が必要です。
今回は、市原市における粗大ごみの処分方法について、以下に詳しく説明していきます。
目次
粗大ごみの条件
粗大ごみとは、家庭から出る大型のごみのことで、一般的には家具や家電製品、マットレス、自転車などを指します。
自治体によっては、粗大ごみとして出せる物の種類に、制限がある場合もあります。
市原市の粗大ごみの条件
サイズは、幅・奥行・高さの合計が150cm以上のものです。
粗大ごみの例
・家具類
テーブル、いす、ソファー、タンス、整理棚、ロッカー、ドレッサーなど
※婚礼セットの家具はそれぞれ別々のタンス、ドレッサーになります。
・寝具、敷物
布団、カーペットなど
・その他
除湿機、湯沸し機、オルガン、自転車など
また、複数で1点と数える粗大ごみがあります。
以下のようなものは、捨てる際にかかる料金を減らすことができます。
さらに詳しく
- アコーディオンカーテン:2枚以内
- 応接セット:1組
- こたつ布団・布団:2枚以内
- 座布団:5枚以内
- ブラインド:4枚以内
- ベッドパッド:2枚以内
※例外で、ばね入りマットはベッドとマットで別々です - スピーカー:1組か2個以内
- スキー板:ストックと合わせて1組
- 物干し台:竿5本以内で1組
条件を満たしていても出せない例外品について
条件を満たしていても、粗大ごみとして取り扱うことができない品目があります。
以下に紹介していきます。
特定家庭用機器
家電リサイクル法により、適切に引き渡すことが定められています。
主に、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコンなどです。
引き取りを依頼する場合は、廃棄のみの場合は購入した家電小売店へ、買い替えの場合は、買い替えを行う家電小売店か、購入した家電小売店へ依頼します。
市原市で粗大ごみを処分する方法は2種類
市原市では、粗大ごみを自宅まで回収してもらう戸別収集と、持ち込処分の2つの方法で処分することができます。
以下に戸別収集から詳しく紹介していきます。
戸別収集
戸別収集は、市原市の窓口で粗大ごみ処理券を購入する方法と、福増クリーンセンターへ申し込む方法があります。
粗大ごみ処理券を購入する
1.支所又は市役所(クリーン推進課)の窓口や福増クリーンセンターの窓口で、粗大ごみの収集を伝えます。
粗大ごみの処理券は、粗大ごみ1点につき1,230円です。
点数分購入し、粗大ごみ処理券に受領印が押印されていることを確認します。
2.粗大ごみを排出
申し込みと、粗大ごみの処理券が購入出来たら収集日までに、粗大ごみをまとめておきましょう。
収集日の午前8時30分までに、粗大ごみ処理券等を貼付し、粗大ごみを玄関先に出します。
2階以上に住んでいる場合は、1階の玄関まで運びましょう。
福増クリーンセンターに申し込みをする
1.福増クリーンセンターを利用する場合は事前申し込みが必要です。
電話、またはインターネットから申し込みが可能です。
受付時間は、年末年始、祝日を覗いた、月曜日から金曜日の
午前8時30分から午後5時15分までになります。
2.電話、またはインターネットで申し込みをすると、納入通知書と、粗大ごみ処理券を申込者に点数分、郵送してくれます。
市内の金融機関や郵便局、コンビニエンスストア、スマートフォン決済などの方法で手数料の支払いをします。
粗大ごみ1点につき1,230円です。
支払い後、福増クリーンセンターに連絡をし、収集日を教えてもらいます。
3.収集
粗大ごみ処理券等を貼付した粗大ごみを、収集日当日の午前8時30分までに、玄関先に出します。
2階以上に住んでいる場合は、1階の玄関まで運びましょう。
また、立会いする必要はありません。
屋外に持ち出すことが難しい方は、屋内から粗大ごみを運び出す「粗大ごみ等のふれあい収集」を市のサービスで利用することができます。
利用する場合は、収集の適否確認や現地調査があるので、手数料の支払い前に福増クリーンセンターへ連絡しましょう。
持ち込み処分
持ち込み処分は、戸別収集でも紹介した福増クリーンセンターで行います。
戸別収集とは、手数料も異なるため確認しておきましょう。
1.手続き
福増クリーンセンターへの持ち込みは予約が不要のため、時間内であれば緊急でも利用が可能です。
入口の計量所で「廃棄物搬入申告書」を記入します。
2.搬入
係員の指示に従って粗大ゴミをおろします。
受付時間は、年末年始、祝日をのぞいた月曜日から土曜日の午前8時30分から午後4時までになります。
時間帯によっては混む場合もあるので、余裕を持って行いましょう。
3.支払い
帰る際に、粗大ゴミの重量に応じて手数料を現金で、支払います。
処理手数料は10㎏あたり税込み200円です。
また、1日の持込で200㎏を超える場合は、印鑑を用意して福増クリーンセンター事務所へ行きましょう。
アクセス:千葉県市原市福増124番地2
福増クリーンセンターは、市役所から約5キロメートルのところにあります。
正門の近くの手前には別の出入口が2つあります。
1つ目は事務所・駐車場、2つ目は憩の家へ行くものです。
ココに注意
家庭ごみは、年末年始、祝日をのぞいた月曜日から土曜日の午前8時30分から午後4時までです。
事業ごみの場合は、年末年始、祝日をのぞいた月曜日から金曜日の午前は8時30分から11時30分までと、午後は1時から4時までになるので、よく確認してから持ち込みしましょう。
ほかの処分方法について
他の処分方法も簡潔に以下に紹介していきます。
不用品回収業者に依頼する
一番のメリットは、作業を代行してくれるため手軽に処分できることです。
デメリットは、比較的費用がかかりやすい点と、業者選びに注意が必要なことです。
悪質な業者も存在するため、適切な業者選びが重要です。
リサイクルショップやネットオークションなどを利用
粗大ごみは、捨てるだけでなく、リサイクルショップに持ち込むこともできます。
持ち込むための手間はかかりますが、リサイクルショップでは、再利用できる家具や家電製品などを買い取ってくれるため、捨てるよりもお金を得ることができます。
また、捨てるよりも環境に優しく、資源の無駄遣いを防ぐことができます。
同じような処分方法にネットオークションを利用する手段もあります。
可燃性の粗大ごみを解体する
前提として、粗大ごみは通常のごみステーションには出すことができません。
ただし、寝具やカーペット等、布類やプラスチック製の可燃性のものは、ハサミ等で50cm四方以下に切って指定の袋に入れば、燃やすごみの収集日にごみステーションに出すことができます。
ごみ収集運搬許可業者に依頼する
市へ粗大ごみの収集依頼をする際に、自分で運び出せない場合には、市へ粗大ごみ処理券の申し込みをせずに、ごみ収集運搬業許可業者に依頼してください。
料金については市の収集とは異なるので、直接許可業者に問い合わせましょう。
まとめ
市原市では、市民が粗大ごみを適切に処分できるよう、様々な取り組みを行っています。
市民一人ひとりが正しい処分方法を守り、地域環境の保全に貢献することが求められます。
メリット、デメリット様々ですが自身に合った方法で処分していきましょう。